Mutton Brain Fry、そして ハンニバル教授の気持ち
インドでいつかは食べてみよう、と思っていた珍味料理がある。
ヤギの脳みそだ。
中華料理では猿の脳みそとか、日本でもカニ味噌を食べるし、こういう臓物を食べること自体に嫌悪感はない。それに以前プネーに住んでいた同年代夫婦が「ヤギの脳みそを入れたカレーを食べた時は、おいしくて驚いた」と言っていたこともある。ハンニバル教授なんかあちこち食べている。
本日いよいよ、その「ヤギの脳みそ」を食してみた。そのつもりもなくZOMATOで、タンドリーチキンを注文しようとインド料理店をスワイプしていたところ、メニューにふっと出てきたのだ。Mutton Brain Fryが! ※フライと聞くと揚げ物っぽいが、フライパンで野菜とスパイスその他を炒める、いわゆるカレー的料理である。
ただし、入っているのはざく切りのトマトと、そのものの形をはっきりと主張してくるヤギの脳。(もう少し刻んで入れてほしかった、、、)あまりに明らかな脳みそなので、近写は自粛しておく。大きさはびわを二つ並べたくらい。
食感も味も、まるで白子だった。白子ぽん酢とかにするあれだ。ぽってり、とろとろ。香りだけはやはり、海のものと陸地のものなので少し違うけれど。
まぁー特別においしいかって言われると微妙!でもナンにつけながら食べていると、舌の上でとろける感じは類を見ない。どこまでもシラコ的。日本にもご当地カレーで、もつカレーとか白子カレーがあった気もする。
インドでしかできない体験だった、ということで満足。
<後日談>
ヤギの脳みそカレー、食べ切れなかった分を2日ほど冷蔵庫で寝かして置いた。電子レンジで温め返し、ナンも焼き直して食べたら、なんともまろやかでおいしくなっていた!!
カレーは2日目からが美味しい、という理論があるけれど、インドカレーにおいてもこれは真理だった、、、。