副葬品はメロンで。
火葬場で働く僕の日常
下駄華尾、著
わたしは死んだあと、火葬場で遺体を焼いてもらう。
その時の副葬品として、ぜひメロンを一玉入れてほしい。あとは適当な花を。明るい色の花や、グリーンなんかを。安物で結構。
棺桶に入れられて火葬されたあと、メロンが入っていると火葬場のバックヤードの良い香りが漂うのだそう。
熱さと臭気の中、私の最後の始末をしてくれる火葬場職員の方々に、良い人生をくれたこの日本に、良い香りを残して逝くなんて、素敵じゃないか。
棺桶は質素に。私物はすべて焼いて廃棄して欲しい。まぁ売ってお金になるものだけ売って、国境なき医師団へお金を寄付してほしい。
わたしから、なにひとつこの世に残したいものなんてない。ていうか残す価値のあるもの持ってないだけ。笑
多趣味・多動に憧れる
転職前の会社の元同期(同年代女性)と、西東京郊外のある山道を歩きながら、とりとめもなく喋っていた。
余暇のリフレッシュの話題になり、おうち風呂やYoutube(まったり流し見できる日常料理系のYoutuber情報を交換)や音楽などといった「今」やっていることから、「いつか習ってみたい」と思っているジャンル(友人は茶道と英語、わたしは料理と電動バイク)まで。
でもさ、と前置きして、友人が言ったことにわたしは膝を打った。
趣味が多いっていいよね、だけど趣味ってお金がかかるからさー。多趣味の人ってつまり、それだけ生活に経済的な余裕があるってことなのよね
そりゃそうだわ。何を習うにも時間をお金を投じなければ何も得られない。
何をするかによって負担の規模には大小あるけれど、
仕事や衣食住に直結しない・しかし心の充足感に直結するようなものに、どこまで投資できるか?時間を割けるか?バランスが難しい。(わたしは元来、貧乏性なので投資が下手だ)
もう『1人分のカレーなんて作れない』なんて言わせない。
旦那くんは料理をする日がある。
味は美味しいし、そもそも作ってくれるだけで有り難いから文句など言わないんだけど……食材を平気で、ものすごくハンパに残すので困る。なす一個、人参3分の1、もやし一掴み、とか。 それさぁ、一緒に使い切れなかったの?(イラっ
さすがに生肉や生魚はそうならないのでまだしもマシ、なんだけど。
さてそんなハンパ居残り野菜をかき集めて、今日はカレーを作ります。一人分byフライパン
材料… なす1個、ピーマン1個、玉ねぎ4分の1、などハンパなやつら適当に。
カレールウ1個、サラダ油少し、水100ccくらい、生姜チューブ(あれば)
作り方… フライパンに油を温め、適当に小さく切った野菜たちを一気に炒める。カレールウも包丁でざく切りしてぶっ込む。水を注いで、木べらか何かで混ぜつつルーを溶かしこむ。2〜3分でとろみが出るので完成。
レンチンしたごはんとカレーをお皿にドドン。召し上がれ、一人分のカレー。
ガスコンロでの点火時間(暑い…)は10分以内。わたしは小さいフライパンで作ります、できるだけ洗い物が少なく軽くなるように。
じゃがとか根菜をいれると、煮込み時間が長くなりめんどいので、入れる野菜は夏野菜がおすすめ。ツナ缶やら、うずたまの水煮とかが買ってあると更に味良くなるかも。タンパク質も取れるしね。
ちょい悪三ツ星シェフ達の爆笑旅
AmazonPrimeでこのところハマって見ている海外ドラマである。
三ツ星シェフのゴードン・ラムゼイと、料理つながりの友人二名が連れ去って世界のあちこちの国を訪れ、美食と美酒とアクティビティを追いかけるドキュメンタリーコメディーだ。
3人がみなアラフィフという年齢なのに、みんな馬鹿みたいに羽目を外して旅を楽しんでいる。
もちろん料理も美味しそうだ。
主演のゴードンが、自尊心もプライドも超高層。それに付き合い、笑い、呆れながらも全力で旅行を楽しむイタリア人シェフのジーノと、フランス人名給仕のフレッド。
小学生男子か! というツッコミを入れつつ眺めている。でも羨ましくもある。
いつまでも馬鹿みたいに、ふざけあって笑い合って、一緒に旅ができる友達が私にもいる。友達は少ないけど、一人一人が掛け替えなく大事だ。
このドラマを見て、アメリカとギリシャが「将来行きたい国リスト」に追加された。
スケール壮大な自然、独特の食文化を味わいに行きたい。夫とよりも、友達と。
土曜の朝、棚からどら焼き
願ったり叶ったりというか、棚からぼたもちを得た話し。
結婚式すごろく、上がりマス
結婚式すごろく、ようやくアガリ。ゴールイン。終わったーーーー開放感すごい。
いろんな友達に本当に助けられ、うきうきしたり、ストレスで心荒れたりしながら、ようやく辿り着いた。長い道のりの先に私を待っていたのは、友人家族の笑顔と温かな視線、白昼夢のような幸せな浮遊感。
結婚式、やってよかった。甲斐あった、ほんと。