インドで土偶に恋をする

インド Puneにて、2021年から駐在妻生活を再開。プネーの生活あれこれを綴るブログ

旦那実家にて、【本家長男嫁】を振る舞う

旦那氏は千葉の佐倉出身です。

成田空港まで車を飛ばせば40分以内、、、そしてたいそう山の中にある田舎町に実家があり、彼は長男です。しかも親戚の中では、本家となる家の。田舎で、本家で、長男。これはもう色々背負っちゃってるやつ。

 

さてその旦那実家の地域では、年一回の御毘沙(オビシャ)という地域行事があります。

 

土地神様を祀る神社と薬師如来堂に、地の作物を御供えものとして鶴亀の形に飾りつけて、三々五々お参りに来る地域の人たちにはお神酒とお菓子がふるまわれる。コロナ前は、その後男性だけ参席する大宴会があったそうです。40〜50人は集まったこともあるとか。集まった人へのお茶出しや宴会の世話は女性の仕事で、揚げ物やら寿司やらをすべて手作りして大変だったそうです。スーパーのお惣菜とかなかった頃のはなし。

 

準備や運営や炊事は今でも、家々で持ち回りに担うのですが、今年は旦那実家が神社の準備・接待担当でした。海外赴任から戻った旦那、そして嫁いできたばかりの長男嫁たる私もそこに参加したというわけ。土地の歴史やらコミュニティのことなど、なーんにも分からず!

 

コロナ禍によって縮小した御毘沙

神社のお供え物の用意は男性担当。女性がするのは、まつりごとを進める男性たちにお茶お菓子を出し、その後の小宴会(打ち上げ会)のお酒やツマミを準備すること。

さいわい、区長さん(地域のボスっぽい) の奥さまと、この地に嫁いで30年というベテランの奥さま、、どちらも60〜70歳、、がいらしたので、新参者の私は二人の指示でアレコレ運んだり皿を洗ったり、お喋りに相槌を打ったりしているうちに一日終わった。

 

宴会も賑わっていたのは昔の話ですね、今ではお参りに来る人も10人程度。

田舎はドコモ過疎化の一途にありますな

 

義母からは「お嫁さん(私)、来てくれて良かったわよ。ここで一度、この辺の人に顔を見せておけばね。今後何かあったときに、アァあそこんちの嫁さんね、と分かって助けてもらえるから」と褒められ感謝もされた。長男嫁を振る舞うというミッションクリアー

これからどういう形で、この地域コミュニティに入っていくのか、どうかはさておき。

 

まぁ知り合いはないよりあっても困らないし、と楽観している。