インドで土偶に恋をする

インド Puneにて、2021年から駐在妻生活を再開。プネーの生活あれこれを綴るブログ

はじめて口を縫われた。

1年以上前から、歯茎の一部がぷっくりと晴れていた。

不安になって近所の歯医者で診察を受けたところ(半年以上前)「エプーリスですね」とのこと。悪性の腫瘍ではないが、歯茎を覆う脂肪の一部が肥大化する症状だそうだ。血も出ないし普段は痛みもないので放っておいたら、半年の(インドに居る)うちに大きくなっていき、歯磨きもしにくくなった。

 

歯学部で学んだ友人にも意見を仰いだ結果「いまのうちに切除だ」ということになった。初めての口腔外科手術。しかも虫歯治療とは訳が違う、ちょっとした手術だ。こわごわ、近所で名医らしい口腔外科に予約をとった。

 

手術そのものは、40分ほどで終了。

麻酔注射も思ったほど痛くなく(コロナワクチンの筋肉注射の方がよっぽど痛い)医学の進歩に感じ入ってしまった。

エプーリス切除の後、歯茎も1箇所、縫合された。「ぺろんと開いていた」らしい、、、先生の発言が怖いよ。目は閉じていたが、テグスのような細い糸で歯茎を縫われ、最後にぴーーっと糸を引っ張って縫い留められる感触があった。人生初体験(体感)の縫合。くわばらくわばら。

そして手術終了後、歯科医からひととおりの説明を受けたあとの、最後の一言にわたしはまた震え上がった。「うん、これ(切除した歯茎の患部)は、、、(患者さんは)見ない方がいいかな。」

どんだけグロくなってんですか!!?(゜■゜;;;)ヒーーー

 

手術当日は、なかなか患部からの出血も止まらなくて慌てたが、夜にはなんとか、豆腐を食べ栄養ドリンクを飲めるくらいになった。

 

看護師さんからは「運動・入浴・飲酒は今日中は控えて。食事は普通でいいですよ」と言われたものの、言われずとも何も飲み食いする気が起こらなかったので、人体ってうまく出来ている。看護師さんがそこまで読んでいたかどうかは別として。

 

ふたたび歯学部卒の友人曰く「痛かったら、ガンガンロキソニン飲んでいいよ!それに口の中だから、傷口はすぐ塞がる!」とのこと。

 

早く歯茎の再形成が進むよう、栄養のあるものをたくさん食べ、よく寝ることに専念しよう。あと、お酒は酸性なのでしばらく休肝日だ。