いとこの吉報

日本に住むいとこ（ひとつ年上、女性）が、出産したとの知らせが届いた。

第一子、男の子だ。

嬉しくてうれしくて、出産当日だというのにさっそくLINEでお祝いを伝えた。いとこは無痛分娩（腰に麻酔を打つらしい）だったとはいえ、あまり寝ていないのに、ひとしきり「疲れた～～」「無痛分娩でよかった」「今度ビデオ電話しよう」とメッセージで盛り上がった。

物心がついてから初めて出来た親友（親戚なんだけど）が、その従姉妹だったように思う。目のぱっちりした美人で、さばさばした性格で、だけど結婚時には紆余曲折あった彼女。つかず離れず、ずっと仲の良い従姉妹。その人が幸せだというだけで、他に何の理由もなく、我がことのように嬉しかった。

海外に住んで居ると、故郷から離れている分だけ余計に、幸せなことや嬉しい知らせがあった時の喜びが増幅するものだ。