インドで土偶に恋をする

インド Puneにて、2021年から駐在妻生活を再開。プネーの生活あれこれを綴るブログ

インド飯と寺院散策で、シャンティーな時間を。

日本人の友人女性宅へお邪魔して、お昼をごちそうになった。

彼女はバックパッカー時代も併せてインド歴通算10年、中身はもう半分インド人なんじゃないかと思う図太い一面も持ち、インドの悪路で電動自転車をスイスイ乗りこなすタフな女性だ。

「インド飯でいい?」「グリーンピース食べれる?」の2点だけを事前に確認され、当日手作りしてくれたランチがこちら。

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レストラン拓けるレベルよ…!

チャパティ、アルーマタル(じゃが芋とグリーンピースを炒めたの)、ビーツのサラダ、チャナダール。チャパティも生地から焼いてくれたもの。北インド料理店独特のキツいスパイス感はまったくなくて、どれも優しい味付け。本当においしかった。

 

食後のコーヒーでひとしきりお喋りした後、寺院を見に行くことに。

Shri Chatuhshrungi Mandir. 

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寺院の本堂は小高い山の上にあって、階段をがしがし登る。でもその甲斐あって、寺院からの眺めと風は気持ちよかった。「心がシャンティ(=平和、平穏)になるね」と、友人。本当にそうだなとうなずく私。

写真は撮れなかったけれど、ヒンドゥー教の神々の掲示と一緒に、男根崇拝のモチーフがあった。

日本の男根崇拝は子孫繁栄を願うものだけれど、こちらでは少し意図が違う。無形で宇宙的存在である神が、有形の現世に具現化して挿入された部分=男根、なんだそうだ。つまり現世は子宮。男女がひとつに繋がる如く、祈る人間と神との交わりであり、愛の象徴である、という。深い話だ。

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寺院から降りてくる途中、チャイ売りのおじさんが居たので休憩。外国人は珍しいのだろう、しきりに「味はどうだ」「どこの国から来たんだ、台湾か」と話しかけてくる。カメラを向けたら、満面の笑顔を見せてくれた。一杯20ルピー

 

色々なことが心をよぎる、よい一日だった。