インドで土偶に恋をする

インド Puneにて、2021年から駐在妻生活を再開。プネーの生活あれこれを綴るブログ

秋田へ行ってきた話1

2021年の年明けに作ったWish List no.85 - 秋田の乳頭温泉郷を訪れ、いぶりがっこを食べる。

 

しかし乳頭温泉は本当に歴史と趣のある温泉地で、ひとりで行くにはちょっと勿体ない… 秘湯好きの友達か・家族を誘って行けるようになるまで保留ということにしよう。秋田県内で言えば、白神山地にもいつかは行きたい。

そこで今回はメインを食と日帰り湯と”心の洗濯”に方針変更して、一泊二日の旅に出た。限界だった。

 

羽田から秋田空港までは、ANA便で約一時間。

一日目は、空港からエアポートライナー❨乗り合いタクシー❩で角館へ向かう。地方あるあるだが、車移動がもっとも便利だ。家族旅行だったらレンタカー一択だろうな、道もすいてて広いし。

秋田空港から角館も一時間ほどで到着。小雨にしっとりと濡れる武家屋敷の黒塀、咲きのこる淡い山桜や、八重桜などこの日ならではの景色を楽しめた。

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行く先々で、コワモテななまはげが迎えてくれる。

 

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武家屋敷通りの端にある、食彩 町家館で昼食をとった。こちらは一階が土産もの店で、二階がレストラン。

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この比内地鶏の親子丼&稲庭うどんセットが本当に…美味しかった。

地鶏の身のしっかりした歯ごたえと旨味、玉子とだしの塩梅も絶妙。稲庭うどんのつや、こし、のど越しツルツル!他の土地で食べた、どのうどんよりもわたしは稲庭に惚れてしまった。

 

午後は、角館駅から第三セクターである秋田内陸線に乗り、いわゆる日本の原風景を車窓から眺めつつ、マタギの里へ。

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雄壮な景色に、深呼吸。

 

下車した阿仁マタギ駅は、秋田内陸線の中頃にある。そこからの目的地であるマタギの湯という温泉宿には、電車の到着時刻に合わせて送迎車を頼んでおいた。

渓流を見下ろす露天風呂、熱めの内湯にゆったりつかって、マタギという山の暮らしをぼんやり想像する。宿の食堂に、「熊鍋定食」というメニューがふつうにあったのも良かった。

 

ちなみに今回、湯ったりクーポンという切符を使った。これは入湯料金が100円引きになるだけでなく、帰りの電車運賃がタダになるという凄いお得なもので…使わない手はない。

きっとマタギの湯に宿泊したら、夜はほんとうに降るような星空が見えるのだろう。ぜひ見てみたい。

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空も山も色が深くて、懐かしさの込み上げる景色。

秋に紅葉する頃にまた来れたら、カメラを片手に秋田内陸線の線内全駅を制覇するのも楽しそうだ。