インドで土偶に恋をする

インド Puneにて、2021年から駐在妻生活を再開。プネーの生活あれこれを綴るブログ

Trip to Jaipur !! ~週末ジャイプール旅行記1~

インドにも3連休があった。

別に3連休でなくても行けたのだけど、連休になにか特別なことをしなければという、やや強迫観念にも似た思いで、ジャイプール旅行を計画した。

いろいろな幸運が重なり、それはとても楽しい旅となった。

 

~1日目~

朝5:50プネー空港発のSpicejet便に乗る。まだ薄暗い空港で飛行機を待つ時間は、長く感じるけれど、しかし胸の底がわくわくする。

 

8:10にジャイプール空港に到着(予定)。フライトの離陸が少々遅れたため、実際に到着したのは8:30.まぁこれくらいは誤差範囲か。

空港のメインゲートでは、予約しておいたツアードライバーとすぐに会うことができた。今回はGet Your Guideというパッケージツアー会社(外資系)を通じて、1日のプライベート観光ツアーを予約していた。 初めて使う会社だったので不安だったのだが、担当ドライバーのナビーン氏はスーパー良い人で、英語もなめらかだし清潔感と愛想のある、大当たりな人選だった。

「途中でガイドを拾うよ」と言われ、これまた清潔な車に乗り込む。天気もいいし、旅の走り出しは好調だ。

 

まず車は、空港からほど近いJawah Circle Gardenに停まった。「あれ、ガイドを拾うんでは??」と思っていると、ドライバーがにっこり笑って「ここは道途中だから、写真を撮っていくといいよ。Patrika Gateというんだ」と本旅最初の観光。 

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朝日に照らされるPatrika Gateは本当にカラフルで目を見張るほど美しくって、まるで色とりどりの豪華な花束を見ているようだった。

 

その後、Albert Hallに停車。館内は博物館になっているようだが、外観だけ眺めて写真撮影。私たちが建物を見ている間、ドライバーは車で待つかなと思いきや、鳩にエサをやると言う。「鳩にエサを与えるのは、いいカルマ(業)なんだ」

このドライバーはきっと、心根のいい人なんだなと確信したのはこの時だった。

 

ジャイプールをピンク・シティとして知らしめる、もっとも有名な”風の宮殿”ハワーマハルに到着したところで、本日のガイドと合流。なんとこのガイドが、日本語も喋れる人だった。そういう指定はしていなかったので嬉しい誤算。

ときどき片言になる日本語と、英語での補足説明を挟みつつ観光スタート。 

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ハワーマハルだけでなく、市街のメインストリートはほぼ全ての建物の外装がピンク色…というかテラコッタ・カラーと言うらしい。たしかに素焼きのうつわの色っぽい。

驚いたのは、毎年この色を国費で塗り直しをしているとか、ピンク以外の色で塗装したら罰金があるとかいう裏話し。一大観光地の風景を、風化させないための施策がちゃんと取られている。

 

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天文台。故マハラジャ天文学に造詣が深く、教育者でもあり、市民のために日時計や星座表をいくつも建てた。世界一大きな日時計は、ここジャイプールにあるのだそうだ。 もちろん世界遺産に登録されている。

太陽に向かって伸びる、日時計の指針盤はすべて白大理石でできている...「金かかってるなぁ!」と旦那の感嘆の一声。マハラジャだからこその偉業ですね。

 

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シティパレス。マハラジャと12人の妻、そしてたくさんの家臣と使用人たちが住んでいた建物。さすが大理石や象牙の装飾が、豪華絢爛! ガイドが隙あらば写真撮影を勧めてくるが、それをやんわりかわしながら、夫婦で宮殿歩きを楽しんだ。

 

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午後12:30に昼食 @PEACOCK restaurant.(ピーコックは孔雀の意)

ラジャスタン・ターリ(VEG)を注文。いろいろのカレー(4種類)、ライスとロティ(平パン)、ライタというヨーグルトサラダ、トマト。そして「これは特別に辛くない味付けにしたよ、サービスさ」といって、マンゴーチャツネも出してくれた。ほんの少しピリ辛の、青マンゴーのママレードのようなもの。箸休めに。

 

ジャイプールはラッシーも有名らしいので、スイートラッシーも注文。ラッシーワラーという超有名店もどこかにあるらしいけれど、ここのラッシーだってすごく美味しかった。さっぱりと甘く、するする飲めてしまう。

 

午前中は、ここまで。

午後は、怒涛の買い物ツアーがはじまります!